ララバイ・サラバイ

そうしてまた大切な人たちとのお別れがやってきた

バンドを組んでくれた

一緒に呑んでくれた

一緒に笑えた

振られたときにずっと慰めてくれた

まだ1ヶ月ばかり時間はあるけど

やっぱり寂しいなあ

あの娘が笑っていた

それでいいかと思った

「クソばっかだよ」

僕は言った

「クソばっかですね」

彼も言った